サワディーカッ!fumiです!
話を少し東南アジアに戻しましょう笑
今回紹介するのは、隣国の違いシリーズです!
今後これをシリーズ化していきたいと思っています笑
どの国をとりあげるかというと、タイとラオスですね!
東南アジアが好きな私。
タイもラオスも2回以上訪れていますが、
それぞれの違いを徹底的に調査したいと思います!
もちろん、表面上の違いもありますが、実際行ってみた体験としての両国の違いなんかをお伝えできるかと思われます。
現在どちらかにでも旅行を考えている方は必見ですよ!
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タイってどんな国?
まずはそれぞれの国の簡単なおさらいから行きましょう。
東南アジアにあるタイは、正式名称タイ王国となっています。
王国とついているぐらいなので、王様がタイにはいるんですね。
人口は6,900万人ほど。
日本人の約半分ちょっとというところでしょうか。
首都はバンコクで通過単位はバーツですね。
東南アジアの中でも大国であり、日本と同じく一度も植民地にはなったことのない国として有名でもあります。
また観光資源も豊富で、南国特有の気候を生かし、ビーチリゾートもあり、
観光客も毎年世界から多数訪れる。
これがタイになります。
ラオスってどんな国?
続いて、ラオス。
ラオスの正式名称はラオス人民民主共和国。
であり、社会主義システムをとっている国になりますね。
人口は691万人。そう、なんとタイよりも人口が1/10にもなる規模だということがわかるんですね。
首都はビエンチャンで、通貨単位はキープ。
国土のほとんどは山岳地帯であり、観光資源も豊富ではありませんが、
先日、ラオスの世界遺産である、「ルアンパバーン」が一生に一度は訪れてみたい街ということで、取り上げられたこともあります。
ですので、現在注目されている国という見方ができるでしょうか。
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経済規模の違いは?
経済の規模が気になります。
わかりやすいのがGDPで調査することでしょうか。
GDPとは国民の総収入なので、これでどれくらい国民が稼いでいるかがわかります。
タイ 26位
ラオス 118位
となっています。
世界の国々は約200か国ありますから、ラオスは平均よりも少し下といったところ。
対してタイはかなり上位につけています。
ここだけを見ると、タイやラオスの約3倍の規模であるということが判明。
しかし、人口が全然違いますから、一人あたりのGDPも見てみましょう。
タイ 86位
ラオス 134位
依然としてタイのほうが順位は上ですが、随分とその差が縮まりました。
これを見る限り、一人当たりでいえばタイのほうが少し効率が悪いという事がわかりますね。
ここからわかるのはタイのほうが3倍ほど経済規模は高いということですが、
あくまでこれはお金の収入であるということは大前提としてあります。
ラオスは基本農業国であり、都市生活をしている人が少ないです。
よって現金ではなく自給自足で生活している人が多いというお国柄なんですね。
なので、数字に表れない豊さというのはラオスにはあるでしょう。
一方タイは、都会のバンコクなどはかなり発展しており、収入がないと暮らしていけない人はラオスよりも多いのではないかと思われます。
近代的な生活に巻き込まれているともいえますね。
実際旅行してみると物価の違いはそこまでなく、逆にラオスのほうが高く感じることもあります。
国民の収入が低いのに、物価が高いというのはきつく思いますが、そうではなく自給自足で暮らしている人が多いからという見方もできるんですね。
結論でいうと、タイの方が豊かではあるが、ラオスにも目にみえない豊かさがある、というところでしょうか。
言語は違う?
言語の前にまずは民族の話をしましょう。
民族は実は同じです。
どちらも、中国の今の雲南にいたタイ族が由来です。
タイ族は今も雲南にいます。
彼らが南下し、そのまままっすぐ降りたのがタイ人。
そのまま少し東の山岳地帯に行ったのがラオス人になったんですね。
なので元は同じ。
よって言語も似ています。
一説によるとラオス人はタイ語をほとんど理解し、
逆もありますが、タイ人がきくとラーオ語は田舎の言葉に感じるとのこと。
タイ語が通じるので、タイ語ができる外国人はガンガンラオス人に話しかけますが、
本当はいやらしいです。
というのも、ラオス人はタイ人と一緒にされたくないという考えがあり、
家庭ではタイ語を話さないように教育することもあるぐらいだといいます。
似ているが、違う。
というのが結論でしょうか。
食べ物はどう?
食べ物については、味付けは結構似ているところはたしかにあります。
私の印象では、タイはスパイス系やココナッツ系が多いです。
一方、ラオスの場合は山岳地帯のためか、ハーブのような匂いの強い料理を好む傾向にあります。
これはベトナムに近いかもしれません。
出てくる料理については、
麺料理のカオソーイなどの共通点はありますが、
どちらかというと、タイのはインドより、ラオスはベトナムよりの味付けになっている感じがしますね。
また、ラオスはタイとは違いフランス領だったため、フランスパンを使ったサンドウイッチなど、歴史的なことも含まれた料理が多々あります。
そのあたりも違いですね。
またカレーについてはそういえばタイではタイカレーなどがありますが、ラオスでカレーをみたことはありません。そのへんもタイはインドに影響を受けているのかも。
結論からいうと料理については、違いを感じます。
旅行するとどう感じる?
さて、そこで旅行するとどう感じるかということですね。
旅行すると真っ先に気になるのは国のインフラの整備具合でしょう。
これは完全にタイに軍配があがります。
道路の舗装具合も全然違いますし、何度もいっている通りラオスは山岳地帯ですから、そもそものインフラ整備が難しいという課題がまずあります。
また人間もそんなにいないので、投資もあまりせず・・・
よってラオスの方が貧弱な印象が多いです。
そして旅行で大事なのは人間の気質です。
これはラオス人のほうが素朴です。
微笑みの国タイと言われるような、タイ人の優しさもよく聞きますが、タイ人は商売上手な方も多いため、よからぬことを考えている方も多数です。
タイは少しすれていて、ラオスは純朴。
これはいえそうですね。
最後に観光の違い!
何をメインに観光するかということにもよりますが、
お互い仏教国です。
なので寺院はたくさんあります。
しかしこれも違いがあり、タイのはキラキラ。ラオスは木造りの素朴なものが多いと、ここでも人間のような違いがありますね。
以下のように分けることが可能ですね。
タイ 都会的、ビーチ、キラキラのお寺
ラオス 田舎でのんびり、山、渋いお寺
こう見ると対極的ですね。
ただ、タイにはもちろん田舎もありますので、タイのチェンマイなどの街でのんびりすることは可能です。
ラオスには一方都会はないので、そのあたりをどう見るかでしょう。
観光の目的により使い分けるのが賢い方法かと思われますね。
まとめ
ということで、タイとラオスの違いについてでした!
ざっと違いをあげてみましたが、似ているところもあり違うところもある。
ここが日本とは違い陸続きの大陸国家なので、やはり相違点も見えてくるんですね。
旅をすると、陸路で国境越えも可能な両国ですから時間に余裕のある方は陸路で越えてみましょう。
私はタイのチェンライからラオスのルアンパバーンまでいきましたが、その差は非常に興味深かったです。
ぜひとも両国を訪れ体験してみてくださいね!
それでは!
このあたりの考察は拙著「リュックパッカータイ北部、ラオスをゆく」でも詳しく書いてますよ!
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